民泊投資の概要

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1.民泊投資とは…?

これは、民泊物件への資金投入を指します。
ゲストからの滞在費は民泊経営者の収益源となり、そこから不動産の取得や初期設備の導入といった初期投資や、家賃、清掃費用といった運営費が賄われます。
観光のピークシーズンなどでは料金を引き上げることも可能で、また需要が多い地域であれば、民泊事業は確実に利益を上げることができます。
例えば、宿泊費が1泊2.5万円で年間の稼働率が40%とすると、収益は「2.5万×30日×0.4=30万円」になります。賃貸で、この部屋を12.5万円で借りていたとすれば、30万円から経費を差し引いた金額が、12.5万円を上回れば、その民泊は黒字となります。

2.通常の不動産投資との違いは何?

民泊には、宿泊者がいないと収益が得られないというリスクがあります。
そのため、長期契約が主体の賃貸経営を行う通常の不動産投資に比べ、民泊投資はリスクが高いと言えるでしょう。
民泊に使用する物件は、購入するものでも、賃貸するものでも運営は可能です。
賃貸した物件を再賃貸することもでき、その結果、市場は広がると言えます。
初期投資も購入するより、抑える事ができます。
賃貸の場合、オーナーの許諾が必要です。
特に、転貸が禁止されている物件も少なくありません。
契約後にすぐ契約解除するのは難しいので、事前に調査を行うことが重要です。
また、民泊事業を運営するためには、所有している物件であろうと賃貸物件であろうと、
最寄りの自治体への届出が必須となります。
運営に関しては、運営会社に委託するのがおすすめです。
確かにオーナー自身でゲストとの対話や清掃などを行うと、運営費用は抑えられます。
しかし、全てを自己管理することは労力が必要となり、民泊1本で事業を行うのであれば、問題ないかもしれませんが、副業としてやるには、運営を一手に委託した方が、労力と手間を考えると良い選択となります。
現在は、多くの民泊運営管理をする会社があり、依頼する事は、それほど大変な事ではないでしょう。
但し、それぞれの運営会社には、特徴があり、依頼する前には、良く調べておくことが重要です。

3.期待できる利回りについて

不動産を購入し、賃貸に出す場合、一般的には4~6%程度の利回りであり、安定した収入を得る事ができます。
ただし、立地や新築、中古等により変動しますし、元々利回りを算出するための分母は、物件の購入価格になるので、条件が変われば利回りも変動します。また、賃貸人が中々付かなければ、その期間は、収入が全く得られません。
初期投資を回収するには、相応の時間が必要となるでしょう。
しかし、Airbnbのような民泊サービスで物件を提供する場合、賃貸で始めれば、初期投資は大幅に抑えられ、それにより、利回りも高くなる傾向にあります。

4.まとめ

新型コロナのような外部環境の影響で、市場が冷え込むリスクがあります。
部屋の提供が比較的容易なために、供給過多となり、顧客満足度を高めていかないと、稼働率が下がり、価格が下落することも考慮する必要があります。
この観点から、通常の不動産投資と比べると、民泊投資はリスクのある投資とも言えます。
しかし、2023年に入り、インバウンド需要の回復など、外国人観光客も増えており、宿泊施設の需要も高まっています。
この様に、民泊に対する追い風も吹いており、高収益を生む要素も揃っています。
不動産投資を始めるに辺り、民泊を考えてみるのも、面白いかもしれません。

民泊投資ラボの記事を最後まで御覧頂き、ありがとうございました。

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